雨に歌え

今日の通勤時は結構な雨だったわけだが、そのときすれ違った自転車に乗った高校生は、カッパも傘も身につけてはいなかった。すなわちビショ濡れである。

 

そこで私は、彼がなぜびしょ濡れに至ったかを考察することにした。

 

まず考えられるのが、家が遠くて出発したときには雨が降っていなかったこと。そして傘を差すことは道路交通法的に推奨されておらず、コンプライアンス精神を遵守した結果、ずぶ濡れを選択したということである。法に殉じた見上げた精神だが、カッパを所持していれば解決するとも言える。

 

もう一つ考えられるのが、わざとびしょ濡れになることで、教室内で注目を浴びること。自分が濡れたことで一つ話題が確保できるし、普段接点のない気になる異性から話しかけられる可能性だってゼロとは言えないところ。高校生という世界は、いろいろな面で弱肉強食社会であるし、なりふりなんて構っていられるわけがない。

 

近日リクルートイベントがあり、どういうタイプの若者が来るかなと思いながら、そんなような考察をしていた。