室内ローラーのお供に、水星の魔女を見た。
最初はいい感じの学園ラブコメだったが、回を重ねるごとにガンダム特有の狂気が加速していく。富や才能があるヤツほど悩みウジウジするのもお約束。そしてガンダムでなら全てを可能にするという提案は、もはや神の領域まで到達する。
それが攻殻機動隊のように企業間競争のエッセンスに絡んでいき非常に面白かった。エンディングですべて丸く収まるのも最高だ。
登場人物が言う「人の数だけ正義がある、だからいつか間違う」はオレが常日頃考えていることでもあった。この言葉は、ミスをすることに不寛容な今の難しい社会で人が救われる力があると思う。